最近作った動画に関して、制作の想いなどを書いていければと思っています。
直近では3作品ほど動画を作りました。
COEIROINKv2でやりたかったことも概ね完成して、直近は使用感を確かめる意図も含めて動画を2週間おきくらいに出していました。
(声の高さを変えたときに、たまにエラーになることも分かったので、ここは直したいですが……)
これらの動画の感想を話していこうと思います。
個人的にナコレコカナタの3人に恋愛的要素を入れるのは、あまり公式的にやりたくないなと思っていました。
というのも、恋愛関係でない横並びの3人の関係性が、COEIROINKにあっていたり、可愛いと思っていたからです。
なので、ここの恋愛は公式としては控える考えでした。
以前自分の動画はいくつかの世界線に分けられているということをブログに書いたのも、乙女ゲームという恋愛要素を感じる世界を隔離することで、全体としての恋愛要素を薄めたかったのかもしれません。
でも、この考えは環境の変化によって少し変わってきました。
最近は、趣味の作業時間があまり確保できなくなった影響で、v1→v2に変わるのような大きい開発は実施できず、代わりに投稿祭主催や即売会参加など、自分の作業における創作の割合が増えました。
創作をしていく中で、自分の動画はCOEIROINK公式の動画ではなく、あくまでシロワニさんの動画という認識に変わってきました。
また、周りで創作している仲間達を見ていて、自分も好きなものを書きたいという欲求が強くなりました。
最終的に、別に私がナコカナを書いても、何も問題ないのじゃないかと思ってきました。
また、純粋に恋愛の話は結構好きで、自分のキャラクターで恋愛っぽい話を書きたかったというのもあります。
そんな思いから、本作を作りました。
もちろん、ナコカナと言っても、ナコちゃんとカナタくんの直接的な恋愛を書いたわけではありません。
ただ、今まであえて避けてきた関係性の見せ方をできたので、書いていて楽しかったです。
最終的に恋人関係になるかどうかはわかりませんが、こういうのはゆっくり書いていきたいですよね。
この動画のあと、ナコちゃんはカナタくんに壁ドンしてもらったのでしょうか?冗談で壁ドンしてくださいと言ってたナコちゃんは、そのときはちょっとドキドキしたりするのでしょうか?それとも、壁ドンにおいては特に何も思わず、茶化すのでしょうか?
個人的にそんなことを考えて楽しんでおります。
ちなみに、前のブログで書いていた世界線の考えは、自分の中のナコカナの制約が解けたと同時に、1つの世界で考えるようになってきました。
「コ。―声の合成について―」や「ワタシってメスガキしてるから」のような明らかな別世界作品以外は、全部1つの世界と考えても特に差し支えないのかなって。
辻褄が合ってたり合ってなかったりしそうですが、過去動画を普通に思い出として扱った方が視聴者の感覚とも一致して良いのではと。
あと、乙女ゲーム回にレコちゃんが登場しても、別に三角関係になるわけではないかと思ったので、最近は乙女ゲーム回にもレコちゃんが登場するようになっています。
この動画は、カナタくんにスカートを履かせたくて書きました。
なので、カナタくんがスカートを履くというシーンだけ先に完成していて、他をあとから考えた形です。
そこで、スカートを履かざるを得ない展開ってなんだろうと考えました。
その結果「誰かの代わりに囮になるため」が王道であり、しっくりきたので、ナコちゃんのフリをして囮になるという展開にしました。
ここまで決まればあとは自由に作れば良いと思ったので、直近にリリースした「幼いクロワちゃん」、個人的に好きでずっと動かしたかった「愛園ハルヒコ」くんと、「好好好」さんに登場していただきました。
ナコちゃん含めた、この4人が遊んでいる画面は、すごく可愛くなったので、とても満足です。
色々詰め込んだ結果、前半と後半でキャラクターや雰囲気が変わりすぎて、物語としての一体感はちょっと薄れてしまった部分もあるのですが、商業というわけでもないので、これくらい疾走感のあるお話も、たまにあると楽しいのではないかと思っています。
自分が物語を考えるときには大きく2パターンあります。
1つ目は、「書きたいシーン」を先に決めて、そこを魅力的に見せるように継ぎ足す方式。
「ナコカナのデートシーン」を書きたい、「カナタくんがスカートを履くシーン」を書きたいというのから始まり、そこに向けての話を足す感じです。
多くの方がこの方式で物語を書いているのではないのかなと思います。
2つ目は、「物語の見せ方として面白い」と思ったものを書く方式。
簡単なもので例を言うならば「叙述トリック」とか「伏線」でしょうか。
物語の書き方的な新しさや面白さがあれば、自分もマネしてみたいという気持ちになります。
今回の動画は、「殺人事件が起こっていないのに、ミステリーのテンプレをやったら面白いのではないか?」という発想から生まれました。
ですが、このテーマは意外と書くのが難しかったです。
気を抜くと、すぐに「サイコパスがいっぱい」が作品のテーマっぽくなってしまって苦戦しました。
色々セリフを変えて、なんとか「予定を話すミステリー」がテーマになるように調整しました。
私の意図通りに視聴者の方々が受け取ってくださったかは分かりませんが、個人的にはわりと綺麗な物語にできた印象です。
ミステリーはキャラクターが多くなるので、たくさんのマイコエを起用できたのも楽しかったです。
ナコレコカナタを主人公にしている都合上、悪役を別のキャラクターにお願いしないといけないので、ここにマイコエの方を使って大丈夫かといつも心配しているのですが、今回はXで事前に確認していたのもあり、一部の方を心置きなくサイコパスにすることができました。本当にありがとうございます。
作品を作るときに、色々な方々が登場すると、物語が華やかになるので、マイコエの提供者の方々には、感謝の気持ちでいっぱいです。
マイコエを作ってよかった。
動画を作ったり、開発したり、そのときの気分で色々変わるのですが、今後も自分のコンテンツを楽しんでいただけると嬉しいです。
それでは、またどこかでお会いしましょう。